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【もしものケース】会社のたたみ方


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さて、会社設立に関しては多くの情報が出回っていると思います。

会社をたたむ場合は、廃業と倒産の2パターンがあります。

今回は、廃業のパターンを記事にします。

 

 

 

会社をたたむ流れ

  1. 会社の決算を締めて税金を支払う
  2. 借金を返す
  3. 法的な手続きを取って登記を消す

*株式会社の場合*

 

具体的な手順としては、、、

1.解散の株主総会

2.解散と清算人の登記

3.解散届出を税務署に提出

4.解散事業年度の確定申告

5.解散公告

6.清算時決算書類を作成して確定申告して支払

7.株主総会で清算決議をして登記して終了

 

費用(自分で手続きをする場合)

解散登記 30000円

清算人の選任登記 9000円

清算決了の登記 2000円

 

*合同会社の場合*

手順

  1. 解散と清算人就任登記(管轄法務局)
  2. 清算事務の遂行及び債権者に対する公告・催促(官報販売所)
  3. 清算決了登記

 

費用(自分で手続きをする場合)

解散登記 30000円

清算人の選任登記 9000円

清算決了の登記 2000円

 

 

解散手続きは簡単かと思いきや、意外と面倒な手続きが多いんですね。。。

けど、ここで気になったのが、「解散手続きをするのは、めんどくさいから会社を休眠させえてしまおう!」といったよくあるケースです。

いったい、解散(廃業)と休眠はどのように違うのでしょうか?

 

*ちなみに休眠届けは正式な書類があるというわけではなくて、全く活動していない会社であることを申し出ることです。

 

 

廃業と休眠を比べてみた。。。

廃業

メリット

・スッキリと次の目標に向かって歩める

・税務申告や納税の必要がなくなる

 

デメリット

・手続きが多い

・費用が高い

 

休眠

メリット

・均等割を払わなくてもいい可能性がある

・手続きが簡単

・解散に比べてコストがかからない

・会社は存在するのでいつでも営業を再開できる

 

デメリット

・法人税はゼロだが、税金の申告の義務がある

・12年間放置すると、解散させられる(みなし解散)

 

 

まとめ

休眠した場合、コストが安いと書きましたが、税務申告で税理士などに仕事を依頼する場合は、毎年いくらか発生するので、コストが逆に高くなるような気がします。

毎年、意味の無いことに気に留めていなければいけないので、精神的なエネルギーも使います。

行きつくところまで行ったら解散をすることをおススメしますね。。。

 

ただ、再起業するときに廃業歴というものが残ってしまうのかどうかというのは微妙なところですね。というか、廃業歴が再起業時に弊害となるのかが問題かもしれません。

そもそも、廃業歴というのは、個人にヒモつけられて記録されるものなのでしょうか?

この点はよくわかりませんでした。しかし、再起業で銀行から融資を受ける場合は、説明の仕方によっては、メリットになるようです。逆に説明の仕方が悪ければ、デメリットになるという感じです。

以前に比べて会社を立てることが容易になりましたが、覚悟を持ってあらゆる可能性を含めた事業計画を立て、会社を設立することはとても重要だと思いました。

ノリではなく、準備が物凄く重要ですね。