中国の大学院の入学試験の申請期限が迫ってきていますので、そろそろ作成に入ります。
もちろん、自分の考えを整理するために書くわけですが、
同じ志で中国の大学院に留学したい方に少しでも参考にしていただければと思います。
志望理由書は中国語で、【个人陈述】といいます。
英語の場合は、personal statementといいます。
志望理由書を提出する理由は?
そもそも志望理由書の提出する理由はなんでしょうか?
僕の考えられる限り以下があると思います。
・応募者の論理的思考能力を測る
・合格をした時に問題なく入学してくれるか
・志望する大学院、学部に適応できるか
・どのくらいの熱意があるか
だと考えています。
先にここから考えてしまえば、どのようなポイントに注意しながら書けばいいのかわかるので作成過程がラクになるし、内容も分かりやすくなります。
では、以上の理由を踏まえた上で、どのようなポイントに注目しながら書いていけばいいでしょうか?
『分かりやすく熱意を伝える。』
ということではないでしょうか。
これでは、まだまださっぱりしません。。。
なので、分かりやすいということを考えたいと思います。
分かりやすいということは、既に分けられていることです。
分けられていないことは、分りにくい。
分けられていることは、分かりやすい。
このように理解すると分かりやすいのではないでしょうか?
次に熱意について考えましょう。
熱意はどのようなことを熱意と言うのでしょうか。
情熱、熱さ、熱心さ、などとも言えますね。
熱意の意味を反対にして考えてみましょう
熱意のない:目的がない、もしくは、あっても強く意気込む気持ちがない
熱意のある:目的を達成しようと強く意気込む気持ちがある
こうすることで、熱意について理解が深まるのではないでしょうか。
僕は以下のように理解しました。
中国の大学院に提出するための、熱意のある文章とは、大学院に入りたいという気持ち、さらには大学院を卒業した後の目標に対しての強い気持ちを書くことだと。。
志望理由書の構成
志望理由書の構成を大きく2つに分けると以下になります。
大きな目標→大学院に入る理由
志望理由書の書き方はあるのでしょうか?
正式なフォーマットなどはありませんが、学校毎に書き方に差があるようです。
自分の行きたい学校のホームページやお問合せで良く調べてから作成に移ってください。
ただ、志望理由書の構成はおおまかに決まっていると思います。
1目的・目標
2理由
3主張
このように書くのは、先に目的(結論)を言わないと文章自体が分かりにくくなります。さらに読者の興味が薄れてしまうからです。
仮に先に理由から書かれているものを想像してみてください。
(分かりやすさだけに注目していただきたいので、内容は良くないですが結論が先か後かに注目してください)
・勉強は楽しい
・将来に役立つ
・頭が良くなる
だから、大学院に行く。
ではなくて、
大学院に行く
・勉強は楽しい
・将来に役立つ
・頭が良くなる
からだ。
分かりやすさが全然違くないですか?
では、先ほどの続きで構成について考えていきます。
1目的・目標
2理由
3主張
について、さらに分けていきたいと思います。
1.目的・目標
ここはシンプルで具体的にした方がいいです。
2.理由
2-1.目的に対する具体的なエピソード
*より詳しく書くと読み手の想像がしやすいので、熱意が伝わりやすい。
例:目的・目標を持ったきっかけ、この大学院を選んだ理由、この学部を選んだ理由、自分と志望先との関連性等など。。。
2-2.2-1を踏まえた上で、大学院に入学してからやること
2-3.入学後やることや経験を活かして、将来どのように役立てるか
*ここが特に熱意のアピールポイント!
3.主張
以上が構成です。
実際に書いていく前に以下の質問を自分に投げかけて、答えを整理しておくともっと書きやすいです。必ず深く掘り下げてください。3~5回くらい自分に質問してあげてください。
・なんで大学院に進学したいの?
・進学したいと思ったきっかけは?
・興味を持った具体的なエピソードは?
・そもそもどういう考えで進学したいと思ったの?
・学んできた分野は?
・志望先との関係性は?
・入学したら何する?
以上の質問に答えて自分の理解を深めてみてください。
自分も早速やってみます。
まとめ
僕は先になんでもかんでも書いてから修正しろというよりも、先に構成などの大きな枠を考えてから書き出すということをおススメします。。。
じゃないと再現性がないので、本当の実力になりません。
大きな枠を考えた上で、ひとまず書き出すというのはいいと思いますが、最初っから書き出すのはあまり良くありません。
では、僕の考えもある程度整理できたことなので、早速作成していきたいと思います!
ご質問があれば、お気軽にどうぞ!!