今回は、データだけの投稿になってしまいます。
北京大学の卒業生の進路の基本的な状況を記載していきたいと思います。
また、情報の整理に関しては、随時行ってまいります。
では早速、以下に北京大学卒業生の進路状況を記載していきます。
1.卒業生の就職における基本状況
北京大学のすべての卒業生(医学部を含む)は8945人。
そのうち、本科生は2994人、修士は4401人、博士は1550人。
全体就業率は97.07%。
各就業率は本科生95.96%、修士は97.86%、博士は96.97%。
*就職率=(進学+留学+正規雇用者+非正規雇用者)/全体卒業者数*100%
2.就職状況の統計
2-1 本科卒業生の進路構成
2014年、本部本科生の卒業者数の合計は2619人。
そのうち、中国国内に進学する割合は、46.35%。
留学する割合は、32.65%。
就職する割合は(非正規雇用者も含む)、17.57%。(正規雇用者8.29%、非正規雇用者9.28%)
その他の割合は、3.44%。
*非正規雇用者=(非正規雇用者+創業者+自由業)
*その他=(進学準備+留学準備+就職先未定者+就職希望の無い者)
2-2 修士卒業生の進路構成
2014年、本部修士卒業生は3827人。
そのうち、中国国内に進学する割合は、2.51%。
留学する割合は、6.17%。
就職する割合は(非正規雇用者も含む)、89.65%。(正規雇用者65.43%、非正規雇用者24.22%)
その他の割合は、1.67%。
2-3 博士卒業生の進路構成
本部博士卒業生は942人。
そのうち、博士取得後、国内に留まる割合は、16.03%。
留学する割合は、12.85%。
就職する割合は(非正規雇用者も含む)、67.94%。(正規雇用者57.01%、非正規雇用者10.93%)
その他の割合は、3.18%。
3 卒業生の就職先状況の分析
3-1 本科卒業生の就職先状況の分析
卒業した本科生の217人が正規雇用、243人が非正規雇用、合計460人。
本科卒業生の17.57%である。
就職先の性質から見てみると、企業に勤める本科卒業生の割合は、72.61%になる。
(民間企業41.52%、外資系企業16.52%、国有企業14.57%)
公務員及び、公共事業に努める割合は、10.21%(政治機関7.17%、公共事業3.04%)
軍隊2.17%
小中教育機関1.30%
高等教育機関8.91%
科学研究1.96%。
その他2.83%
就職先の地域分布から見てみると、北京に留まる人の割合が58.04%。
北京以外では、上海、広東、その他東部地区にも相当数の卒業生が吸収されている。
上海7.39%、広東10.43%、その他東部地区11.96%、中西部地区は10%を超える。
(中部地区2.30%、西部地区9.78%)
就職先の業種分布からみてみると、金融業17.61%、IT業16.96%、政府管理機関15%、教育業14.78%、コンサルティング業とサービス業は10.65%。
以下に詳細分布
金融/銀行/保険、81人、17.61%
IT/インターネット/通信/電子、78人、16.96%
政府機関/公共管理/社会組織、69人、15%
教育、68人、14.78%
コンサルティング/サービス業、49人、10.65%
不動産/建設業/環境工事、31人、6.74%
広告業/文化芸術スポーツ/出版印刷業、25人、5.43%
小売り業/貿易業/運送業、16人、3.48%
製造業、15人、3.26%
科学院/科学機関、10人、2.17%
軍隊、10人、2.17%
エネルギー産業、5人、0.65%
医療関係、3人、0.65%
合計460人、100%
3-2 修士卒業生の就職先状況の分析
卒業した修士の2504人が正規雇用、927人が非正規雇用、合計3431人。
修士卒業生の89.65%である。
就職先の性質から見てみると、企業に勤める修士卒業生の割合は、74.99%になる。
(民間企業28.85%、外資系企業11.28%、国有企業34.86%)
公務員及び、公共事業に努める割合は、15.54%(政治機関8.69%、公共事業6.85%)
軍隊0.17%
小中教育機関1.49%
高等教育機関4.11%
科学研究3.21%。
その他0.50%
就職先の地域分布から見てみると、北京に留まる人の割合が56.66%。
北京以外では、10.73%の修士卒業生は中西部地区の仕事を選んでいる。
上海8.89%、広東11.57%、その他東部地区12.15%、中西部地区は10%を超える。
(中部地区4.08%、西部地区6.65%)
就職先の業種分布からみてみると、金融業29.29%、IT業22.24%、政府管理機関11.37%、教育業12.82%、コンサルティング業とサービス業は4.95%。
以下に詳細分布
金融/銀行/保険、1005人、29.29%
IT/インターネット/通信/電子、763人、22.24%
政府機関/公共管理/社会組織、390人、11.37%
教育、244人、7.11%
コンサルティング/サービス業、170人、4.95%
不動産/建設業/環境工事、171人、4.98%
広告業/文化芸術スポーツ/出版印刷業、168人、4.90%
小売り業/貿易業/運送業、94人、2.74%
製造業、120人、3.50%
科学院/科学機関、196人、5.71%
軍隊、7人、0.20%
エネルギー産業、85人、2.48%
医療関係、18人、0.52%
合計3431人、100%
3-3 博士卒業生の就職先状況の分析
博士取得後、就職する人数は、640人。
就職先の性質から見てみると、大学や高等教育機関と科学機関の仕事が55.63%。
企業に勤める博士卒業生の割合は、25%になる。
(民間企業9.53%、外資系企業3.59%、国有企業11.88%)
公務員及び、公共事業に努める割合は、15.94%(政治機関6.72%、公共事業9.22%)
軍隊1.72%
小中教育機関1.41%
高等教育機関39.69%
科学研究15.94%。
その他0.31%
就職先の地域分布から見てみると、北京に留まる人の割合が52.03%。
上海4.69%、広東5.47%、その他東部地区17.03%、中西部地区は20%を超える。
(中部地区7.50%、西部地区13.28%)
就職先の業種分布からみてみると、主なものは、教育44.53%、科学研究21.72%
以下に詳細分布
教育、285人、44.53%
科学院/科学機関、139人、21.72%
IT/インターネット/通信/電子、55人、8.59%
政府機関/公共管理/社会組織、55人、8.59%
金融/銀行/保険、25人、3.91%
広告業/文化芸術スポーツ/出版印刷業、19人、2.97%
製造業、16人、2.50%
軍隊、11人、1.72%
エネルギー産業、10人、1.56%
コンサルティング/サービス業、7人、1.09%
不動産/建設業/環境工事、6人、0.94%
小売り業/貿易業/運送業、6人、0.94%
医療関係、6人、0.94%
合計640人、100%
パート2に続く。